シャイマー・カリル著
東京特派員

女性だけで構成された日本の名門劇団は、過労が原因で自殺したと伝えられている若い女優の死に責任を感じていることを認めた。

宝塚歌劇団の幹部らは「自殺した」ことを謝罪したが、25歳の少女の家族への補償については発表しなかった。

木庭健史会長も辞任すると表明した。

日本で最も人気のある企業の一つである同社に入社するには熾烈な競争が繰り広げられている。

宝塚歌劇団は1913 年に結成され、ロマンチックなミュージカルで華やかな雰囲気を醸し出すカルト的な地位があります

この劇団は、厳格な階層構造の中で活動しており、意欲的な若い女性歌手やダンサーからの人気が高い。男性の役を演じることが多い女性パフォーマーは、多くの観客を魅了します。

木場氏は宝塚市の歌劇団拠点で記者会見し、「（女性に）強い精神的負担がかかっていたことは否定できず、安全配慮義務を十分に果たせなかった」と述べた。

同氏は親族に宛てて「大切な家族の一員を守れなかったことを深くお詫びする」と述べた。

遺族が賠償を求めていることについて、木場さんは「しっかりと謝罪と賠償をしていきたい。

公共放送NHKは、同氏が「残念ながら、まだその機会に恵まれていない」と述べたと報じた。

会長と他の幹部２人は、今後同様のことが起こらないよう新たな措置を約束した。週９公演から８公演に減らす計画だ。

しかし彼らは、若手アーティストの苦闘については知らなかったと述べた。声明の中で、苦情は受けておらず、人員不足についても認識していないと述べた。

同社に6年間在籍していた女優の名前は公表されていない。日本では依然として自殺に対する汚名が根強く残っているため、彼女の家族は匿名を選択した。

彼女は9月30日に宝塚市の自宅マンションで死亡しているのが発見された。警察は、彼女は自殺の疑いで死亡したと発表した。

主に弁護士で構成された独立チームが同社から委託を受け、死亡の状況を調査した。記者会見でのいじめや嫌がらせの発生は確認されなかった。

しかし、「長時間の活動と上級会員からのプレッシャーの組み合わせが、女性に心理的な負担をかけていた可能性は否定できない」と結論付けた。



続きはBBCニュース(英語)
2023/11/14
https://www.bbc.co.uk/news/world-asia-67413612